マイケル・ジャクソンがキング・オブ・ポップであるように、荒木一夫はキング・オブ・トイレットである。トイレの王者である。ぼくほどまでにトイレットプロブレムを抱えているひとを他に知らない。ちなみに得意分野は下痢だ。
ただお腹がいたくなるだけならまだいいのだが、問題はサイクリング中に起こるやつだ。ぼくは数々の苦いレコードを所持しているが、今日もまたレコードに加わる苦行を経験した。
おそらく今日はかなり暑かったのだろうと思う。8時ごろ自宅を出発し、市内を通り抜け、名草から藤坂峠、続けて長石峠を上った。上りながら水を飲まないときつい感じがした。長石のてっぺんで少し休んでから、桐生の梅田ダムへ下る。
梅田から更に山を下り、コンビニで休憩した。ここまではそれほど体調は悪くなかったが、このあと白葉峠を上るところで汗が吹き出て気分が悪くなってきた。太陽がギンギンに照りつけている。山に入れば涼しくはなるが、当然体には負担だ。
白葉を過ぎ、更に猪子トンネルへ向かった。再び上り。いつもの調子は出ないが、まぁなんとかいけるかなと思っていた。トンネルを通過し、深高山の上りにアプローチする。本日4本目の上りである。斜度もけっこうきつい。
いよいよ気持ち悪く、トイレに行きたいと思った。思ったというか事実としてトイレに行きたかった。下りはそろそろと下り、予定ではもう1本峠へ行きところだったが、それどころではなくまっすぐ下って葉鹿方面へ急いだ。
葉鹿のコンビニでトイレに駆け込む。結局2回行った。相変わらずの好天でとにかく暑い。走り始めたが、坂をひとつ越えただけですぐまたお腹がいたみだし、ワナワナしながらまたコンビニに避難した。ここでも2回トイレに行った。軒先の日陰でポカリをなめた。
その後はなんとなく走れるようになり、13時ごろ帰宅できた。ひどい疲労感ですぐ横になり、16時まで昼寝した。今はなんとか起きてコーラを呑みながら記事を書いている。
下痢なんて大嫌いだ。だが、時にカラダの毒抜きも必要だ。無事帰れたこと、家でのんびりできることに感謝しよう。