一本下駄

おれは自由を手にしたんじゃない
不自由を手にしたんだ
よろこんで不自由を手にすることが
どんなにわくわくすることか
きみにはわからないだろうね

ひまろん

神さまがひまだというのは
永遠についていっているわけですが
にんげんがひまだというのは
ゆうげんな時間についていっているわけでして
つまりにんげんはかぎられたものにたいして
かじょうだといっているわけです
神さまはそんなにんげんに
おわりをよういしてくれるわけですが
にんげんはかわるがわる
ひまだとこぼすのです

いったいどちらがひまなのでしょう
神さまもこまっているかもです