きょうもいきてしまった

たまには
たばこがすいたくなり
ぼくは2キロあるいて
かわべの
はいざらのあるじはんきへ
いった

ひとけもまばらな
じはんきのそばで
かわのむこうの
こうそうまんしょん
をながめながら
いつかったのかも
わすれたはこの
たばこをすった

もしあしたしぬ
ということが
わかっていたら
ぼくはあしたの
よていをくむだろう

そんなよてい
いるのかな

人生損してるんじゃないか

今日もギターを弾けないだろうと
思っていた
仕事がいつも大いばりだ
ぼくのちいさなエレキギターは
すこし背を丸めている

捨てられた宝でもひろいあげるように
ぼくはかみの情けでじかんをひろい
30分だけギターを弾くことができた

Cold Night

残業
  残業
    残業
がみっか続き

いよいよ気分も
ふさぐ

満月ほどには笑えない

ひとりの人間は
ひとりの人間を尊重できるのに
会社はひとりの人間さえ
尊重することができない