ああ嫌だおれはもう死にたい

頭の中は
とっても自由だから
おれはもう死にたいと思いながら
生きてしまっている

手で挽いたコーヒー
今日唯一私の手の入ったもの

埋もれていく詩
酒のほそい瓶

私が死ぬべき
明確な理由などない
ああ嫌だ
おれはもう死にたい

二十七にもなって
学のひとつも成りはしない
ああ嫌だ
おれはもう死にたい

ひとりの女とも付き合ったことがない
ああ嫌だ
おれはもう死にたい

自由とは与えられた自由のことか
そこに私の手は入っているのか
ああ嫌だ
おれはもう死にたい

散らかった勉強机で
食事らしくもない食事をとる
酒を呑む
おれはもう死にたい

毎日ギターを弾いてる
うまくはならない
おまえをだますほどには
うまくならない
おれはもう死にたい

存在しているだけでも
エネルギーが要る
ああ嫌だ
おれは泣きわめきたい
生きるなんて最低だと
泣きわめきたい

何がそんなにもよくないのと
まじめな顔できいてくれるな
何がそんなにもグッドなのだ
考えなければならないような
グッドとは何だ

おれが死んでも何も起きない
死ぬのがもし悔しいのだとしたら
それは何も起きないからだ

生きていて何になる
ビッグになれない
目立たぬ仕事に従事し
狭い世界で一生を終える
生きていて何になる

何も追いかける気にならない
追いかけるだけ
無駄だと思う

何が私の義務なのか
私が私の義務だと認めるもの?
私は私についての最終判断を
下せない
私はついに私になれない

ああ嫌だ
おれはもう死にたい

クーラーつけたよ

梅雨明けでやってきた猛暑に耐えきれず、クーラーを解禁した。部屋がかびるのもいやだったし。

仕事がやや忙しく、つかれがとれない。プロテストのつもりで合間にギターを弾き続ける。「なごり雪」を弾いている。最高である。

洗濯物がたまり、食材は特になく、家事が滞っている。家事が好きだったのかというとそんなことはないが、仕事で家事がたまっていくのはなんだかなという気がする。

7月おわりのレース以降、まともに自転車に乗っていない。しゃがむと右膝が痛い。会社の和式トイレがつらい。今週末乗れたら乗ろうと思っている。のんびりやりたい。

今はファミレスSにいる。ファミレスSにきたので日記を書いている。ここのところの日々のルーティンだと家でものを書かない気がする。本もあまり読んでいないのである。

自転車でまた福島方面を走りたい気もするし、高知と福岡に行ってみたい気もする。場所を変えるのは悪くないことだ。本当に必要なものはなにか。自分が必要だと思っているものだ。

ギターとチャリだ。あと洋書。

運悪くどれもなくても、また手に入れられる日も遠くはないと思うので、身ひとつあればfineということにする。

人生に足りないもの。気持ちだ。いや気持ちは足りている。気持ちを曇らせるものが過剰なのだ。

太陽は地球が曇りでもつまらない顔はしないだろう。曇っているのは地球のほうである。