タイトルはアニメ「トップをねらえ!」のノリコの台詞から借りた。
日曜日に自転車レースを控えており、気持ちを整理したいと思ったのである。モチベーションは大事だ。しかし、スポーツの魅力のひとつは人間の気持ちを簡単に裏切ってくれることにあると思う。
わたしは五流レーサーであり、めちゃくちゃ弱い。とても勝てるとは思わない。もしかしたらリタイヤかもしれない。だが、たまには言ってみたいのである。
必ず勝たなきゃいけないのよ
わたしは思う。こう言って負けていいのだ。この台詞は己の退路を断っている。そこが大事だ。なんというか、決意と結果は別物だということをわたしたちはよく忘れてしまうのではないだろうか。決意が甘いものだとは思わない。決意は簡素だ。
決意と結果が一致する。いいことである。決意と結果が一致しない。そのとき、あなたならどうする。
いやだねぇ。結果を受け入れる。決意のせいにしない。ひょっとすると待っているのは死ではなく恥であり、恥とは己の己に対する不満である。
必ず勝たなきゃいけないのよ
そう言って全力で負けたい。わたしは感情を超えたいのである。