今日もまたその全てを語るには長すぎる1日だった。今はルアーブルのホテル・ル・グリーンにいる。こじんまりしたホテルだが、居心地はよく、通り沿いで眺めもよい。さっきまで洗面所でここぞとばかりに洗濯をしていた。
さて、朝は8時前に起き、イマーさん、ジャン・リュックさんらと朝食を食べた。基本フランスパンとコーヒー。胃が弱いので途中から紅茶を飲んだ。ジャン・リュックさんはミルクコーヒーにパンを浸して食べていた。
イマーさんが街を案内してくれると言うので、せっかくだから一緒に行くことにした。ジャン・リュックさんは電車でパリに行くので、11時半には駅に行く必要があると言う。3人で10時過ぎにホステルを出て、ひとまずクルマで駅前に向かった。
駅前のバー兼カフェ兼たばこ屋でコーヒーを飲みながら3人で話す。ジャン・リュックさんがさっき撮ったばかりの写真をメールで送信してくれた(なぜか届かないままだ、日本に帰ってもだめだったらもう一度きいてみよう)。
ジャン・リュックさんの出発の時間となり、イマーさんとお見送りした。
クルマを無料のパーキングエリアに移し、イマーさんに街を案内してもらう。イマーさんがcapucinと言うその中世の建築物は、中を改装中で、大きな図書館が入っていた。図書館は完成して間もないようだ。(写真はcapucinへ向かうロープウェイにて撮影)
イマーさんが図書館のパソコンであれこれやっており、何をしているのかなと思ったら、求人サイトに登録してプロフィールを更新していた。ブレストで職を探しているようだ。イマーさんはデザイナーと聞いていたから、求人サイトを見ているのはちょっと意外だった。
この時点で14時を回っていた。ぼくは少なくとも450キロ運転する必要がある。ランチを食べたい気持ちをこらえ、イマーさんに別れを告げて出発した。
街を抜けてフリーウェイを快走する。16時ごろガソリンスタンドで休憩。クロワッサンとチョコパンを食べる。再出発。17時過ぎにはほとんど日が暮れた。暗闇のなかを110キロとか130キロで走った。街灯はほとんどないから、白線の反射とカンだけが頼りだ。
あまりの疲れに18時半ごろトイレのみのパーキングでコーラを飲んでたばこを吸った。気を取り直してハンドルを握るが、いよいよ真っ暗でカーブや追い越しはよく前を見ていないと危ない。高速道路が工事中の区間もあり、そういうところは道幅が狭くなっていて、トラックが走っていたりするとおっかないものがあった。
セーヌ川を渡っていよいよル・アーブルだと思ったところで派手に道を間違え、20キロはロスした。疲れている。
なんとか同じ道を戻り、ル・アーブルの市街地へ。目的のホテルにはパーキングがないから、パーキングを探す必要があった。市役所の周りをさまよい、結局市役所地下の有料パーキングに停めた。
21時を過ぎてホテルにたどり着き、部屋に上がってから、夕飯を食べに近くへ出かけた。