結局たどりつく
わたしのなかの
つまらない真実によれば
世の中
だいじなことはひとつもないのだ
そんなつまらない真実を背負って
わたしは地面を見ながら歩いている
結局たどりつく
わたしのなかの
つまらない真実によれば
わたしたちは
だいじなことをひとつももっていない
そんなつまらない真実をわきにおいて
うっかり空を見上げてみると
わたしのくやしさがこみあげてくる
結局たどりつく
わたしのなかの
つまらない真実によれば
ひとりのわたしは
わたしのそとにでられない
そんなつまらない真実を売りに出して
いよいよ手元になにもなくなり
わたしはこころの乞食になった