あまりの寒さに目が覚めました
おなかが冷えました
7時20分でした
今日は起きねばなりません
裸足で台所に立ちました
大きな鍋と小さな鍋でそれぞれ
お湯を沸かしました
そしてお茶を飲みながら
スパゲティを用意しました
お昼に東京で
ひとに会う約束があるのです
日曜日でしたが
食後に新聞を読みました
最近の新聞は
異常なほどに
ドラマチックですが
それは現実が度を越して
過酷になっていることを
示しているのだと思います
カーテンを開けて日を入れ
(とはいえ白い冬の空)
カーペットの上に座りました
再び紅茶を飲みながら
本を読んでいました
昨日からの繰越分が2.5時間あると
机の上のメモは伝えています
掃除、洗濯、もらった野菜を使っての料理、ほかにもやりたいことはあって
×××
このあいだ
飛行機で旅行に発つとき
特に日本に帰らなければいけない
理由もないなと思いました
無事に帰ってきたいと思いながら
無事に帰ってこなければならない
理由もないなと思いました
ぼくはそこで帰国後にひとに会う
約束をしたのです
その約束を時折思い出しながら
ぼくは旅をしました
ぼくは無事帰ってきました
運が良かったのだと思います
ぼくは「かけがえのないもの」
を探しているのではありません
ぼくはぼくに
「なにもないこと」を感じ
またぼくの「大事なもの」
を捨て去る時のひもじさを
感じます
しかしながら、ぼくは
I have nothing
という前向きな表現がすきです