妄想旅行

あさ
ぼくはバルト海のうえで
めざめる
きみはすやすやねむっている
ぼくはそっと船室をぬけだし
甲板へやってくる

もやのせいで微細にくだかれた
朝日につつまれる

そこにぼくはいない
空中散歩に出かけたのだ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です