ふとケータイを見るとLe MansのYHからメールが来ていた。昨夜つたないフランス語で予約をお願いするメールを出した返事がきたのだ。わたしはラブレターの返事をもらったときのようなうれしさを感じた。Nous nous avons reserve une chambreと書いてあった。これでLe Mansで路頭に迷うことはないだろう。
ドラッグストアで買い出しをしていて、ついお酒コーナーに足が向いた。おいしそうなシングルモルト500mlが2,000円で売っていた。わたしは米を買うのをやめて酒を買った。おろかである。だが安い酒をたくさん呑むよりうまい酒をちょっぴり呑んだほうがよいと思っている。チンするごはんで夕飯を済ませ、ショットグラスに一杯だけ注いで呑んだ。自宅でメーカーズマークより高価な酒は呑んだことがない。
コーヒー豆も購買した。豆はチョイスがなくなりつつあった。ひとりサイズのフィルターも姿を消していた。孤独なコーヒー呑みは家呑みすらできなくなってしまうのだろうか。
そんなわけでアタマがとろんとしている。しかし言い訳はできない。わたしにはわたしのhomeworkがある。