ぼくは風呂場で
ひざをついて
包丁をといだあと
キウイフルーツをつまみに
びいるをのんでいた
初日からなさけない
いちにちをすごし
いきるかちとやらについて
かんがえるしかくすら
ないような気がした
ここのところ
即席ニヒリストと化してしまい
本当にちいさなことしか
あたまであつかえない
いだいさはマーケットで
高い値がついていて
あと100年くらい余裕で
さがりもしないだろう
ぼくはさいきん
やはりかくしんしたのだが
ぼくはいだいさをかうつもりも
うるつもりもない
こんなのはきっと
ふつうのにんげんの
ふつうの
スタートラインさ