近所の中華料理店にいる。まだぼくは水しかのんでいない。と書いていたらビールが差し出された。
ぼくはスマホの壁紙をジャック・アンクティルにしている。かつてのツール・ド・フランスのチャンピオンだ。自転車選手はいつもかっこいいが、昔の選手には今の選手にない風情を感じる。
ちなみにぼくが世界でもっとも尊敬する自転車選手は、グラエム・オブリー(UK)、マルコ・パンターニ(ITA)、グレッグ・レモン(USA)である。
自転車競技、それも長距離のもの、が秘める魅力とは、その無謀さ、困難さにあると思う。プロでなくても挑戦はできるのだ。ぼくはたたかい続けて死にたい。路上で孤独をきわめる道を選びたい。そう、死ぬとは孤独をきわめるということだ。
路上は苦しい。が、路上は落ち着く。身体は移動を続けているのにもかかわらず。
そんなわけで、明日は自転車に乗って、相模湖までキャンプに行きます。