- 髪の毛にクセがつき、直らない
- あついと思ったらさむい
- 本線から何度も何度も何度も迂回を余儀なくされ、頭がおかしくなる
- おしりが痛くなる
- 手のひらが痛くなる
- つかれるねむくなる
- おなかがすく
- 雲行きが怪しくなり雨が降る
- 背中がむれる
- リュックが重い
- リュックの中でスマホを紛失する
- お店に入りにくい
- いつまでも目的地に着かない
- わりとほかの人は普通の休日を過ごしている
上尾のファミレスBで休憩をしている。13時21分。蒲田の父親のアパートから足利の自宅へ自転車で帰るところだ。ピスト車で来てしまったためにいつも以上に消耗している。雨具を持っていないのに雨が降り出し、避難して昼食を食べた。
サイクリングの苦悩を挙げてみた。いくらでも挙げられるだろう。逆にいいところは?よくわからない。いいところがあるからやっているのか?惨めな気分になるからやっているのか?
死にたいからやっているのか?うーん、ちょっと違うかな。生は死の代替であるように感じることはあるけれど。
結論はない。乗りたいと思ったから乗っているにすぎない。
わたしは先日ある不安を覚えた。もしわたしが一文無しになったとき、わたしは果たしてロードレーサーに乗れるのだろうか。ママチャリに乗っているホームレスは見たことがあるが、ロードレーサーに乗っているホームレスは見たことがない。
わたしは考え方を傾けた。わたしが日本初のホームレスロードバイカーになればいいのだ。