大阪行きの新幹線に乗っている。とあるカスタマーの事務所で作業があり、出張要員に選ばれたというわけだ。10時20分。眠い。昨夜は勉強をまったくせずに、中華料理屋でビールを呑んで夕飯を食べ、風呂に入って寝た。
5時には起きたので6時間は寝たことになる。たぶんこのごろ5時間くらいしか寝ていない。2時間の勉強タイムが深夜帯に食い込んでいる。しかも帰宅してすぐ勉強ならまあいいのだが、20時までに帰れたらギターを弾いているので、勉強タイムの開始が22時とかになり、結局寝るのは1時ごろになってしまうのだ。
ビージーズの「若葉のころ」を弾き始め、練習中の曲が7曲に増えた。これ以上増やすと手に負えないので、まずはこの7曲をそれなりに弾けるようにしたい。毎日ギターをやるのは無理ゲーだと思っていたが、意外と毎日でもいける。会社の昼休みにもギタレレを鳴らしている。ぼくは一度挫折してギターをやめているので、今度こそはという思いがあるのかもしれない。まあ、一時的なマイブームである可能性もあるけれど。飽きっぽい性格なので。
今ほしいものは12弦ギターで、4月になって新入社員が入ってきたら買おうと思っている。既に自宅にはアコギが2本とギタレレ1本があるのだが、もう1本なぜかほしくなってしまう。自転車4台持っていた時期もあるので、ギター3本はぎりぎりリミットかなという気がしている。自分への言い訳であるが。なぜ12弦なのかというと、ぼくの好きなミュージシャンであるRenaudが、若いときよく12弦で弾いていて、それがかっこいいというただそれだけの理由である。ヒーローのマネをするのはぼくの幼少期からのクセだ。大して大人になっていない。
そろそろ京都。眠気が増す。さっきまでRebuildというポッドキャストをきいていた。テック関係の番組で、最近よくきいている。なにかこう、人生、それもキャリアを中心軸にとらえたそれは、自己実現のプロセスというよりむしろ、権力構造のなかでの歯車としての個人のささやかな抵抗なのではないかという気がしてくる。夢や目標を追いかけることは、追いかけたくて追いかけているのか、追いかけさせられているのか、一度落ちついて考えてもいいのかもしれない。考えなくてもいいといえばいいのだけれど。
ぼくについていえば、長期的な夢や目標は持たなくなってしばらく経つ。就職してからそういうものは捨てた。何者かになることより、今日いかに個人としてシステムに反抗するかが重要だと思っている。具体的にはその日やりたいと思ったことをやる。やりたいことがなければ家事を片付ける。疲れていたら休む。そんな感じだ。
「今日という日でも十分なんじゃないの」と思っているし、なるべくそう思えるようにしている。明日に宿題を持ち越さないほうがいいし、あんまりやりたくなくて、やらなくてもいいことはスキップしてかまわないと思っている。
あまり流されないこと。そして自分にはまりすぎないこと。本能を行動に移してみること。自分がドロドロしていたら、固まるまで待ってみること。
I’m shutting down. Thank you for living today.