秋がきた
秋がきた
秋はぼくの好きな季節だ
しかしほんとうに秋がきてみると
ぼくはほんとうに秋が好きだったのだろうか
と思う
しかし自信をもって言おう
秋はぼくの好きな季節だ
この秋がどのようになってしまっても
秋はぼくの好きな季節だ
かかってこい世界の一部よ
ちいさなものは
つまさきで
そそそとよけて
つねに
おおきなものにたいして
ちがうよ
ちがうよ
といいつづけること
それがぼくのストーリーだ
想像
今やっていること
今起きていること
以外は
すべて想像のなかにある
そして
今やっていること
今起きていることも
想像の子宮のなかで
息づいているのだとしたら