そのほかになにか考えることはないか

Capo 4

Dm7 G7 Dm7 G7
Dm7 G7 Dm7 G7

A D A D7
きみ以外になにか考えることはないか
A D A D7 Dm7
きみ以外になにか考えることはないか

F A
だってきみについて考えてもしょうがないのだから
F A
実際にきみに会えばぼくがきみについて
F G C
考えていたことが間違っていたことが
Am7
わかるだろう

F A
きみがこのごろなにについて考えているのか
F A
ぼくにはわからない
F A
きみにたずねてみればよいのかもしれないけれど
F G C Am7
あれこれときくのも失礼な気がするし
F A
ぼくに教えたくないこともあるかもしれない
F G C Am7
ああ妄想なんてだいきらいだけれど
F G C Am7
ぼくのむだな妄想ばかりが広がる

A D A D7
きみ以外になにか考えることはないか
A D A D7
哲学者気取りでいた時期もあったじゃないか
A D A D7
ほんとの仕事は詩人だといつわっているじゃないか
A D A D7 Dm7
どうしてあのひとのことばかり問題にするのか

A D A Dm7 G7

奴隷になりたい

Down tuning (+1)

ストロークパターン
↓ ↓ ↓ ↓↑

F C F G
奴隷になりたい
F C Dm7 G
奴隷になりたい
F C D G6
きみの奴隷になりたい

F C Am6 Em
きみの彼氏になろうという
F C Am6 G7
考えがそもそものまちがいだ
F C Am6 Em
ぼくがきみをリードしても
F C Am6 G7
きみがついてくるはずがない

F C Am6 Em
自己主張なんてもうやめよう
F C Am6 G7
主人公はきみだ
F C Am6 Em
ぼくはきみの言いなりになり
F C Am6 G
ひたすらきみにつくすだけ

F C Am6 Em
きみに死ねといわれたら
F C Am6 G7
きっぱりと死んでしまおう
Bm G A D
さわやかに笑顔うかべて
F C Am6 G7
きっぱりと忘れてしまおう
Bm G A D
さわやかに涙ながして

F C Am6 Dm7
F C Am6 Dm

火星に探査機とばすように

ストロークパターン
↓ ↓ ↓ ↓↑

C Am Dm C
火星に探査機とばすように
C Am Dm C C7
ぼくは今日も歌を歌う
F Fm Em Em7
ただただ好きだと言うために
F Fm Em Em7
ただただ好きだと言うために

D G A Asus4 Asus2
火星にゃ火星の恋があり
D G A Bm
地球のことには興味がない
D G A Asus4 Asus2
火星にゃ火星の恋があり
D G A Bm Bm7
地球のことには興味がない

年末日記#2

休みも2日目となった。年末ムードもはや飽きてきた気がする。

9時前に起きることができた。7時に目覚ましはかけているが、全く反応できない。スパゲティーを食べ、コーヒーを呑む。昨日化粧がうまくいかなかったので、今日もトライしてみた。コンシーラーのかわりに舞台用のファンデを髭に塗りつけるとそれなりに仕上がったので、今日はそのまま落とさず過ごした。

昼前から河原で12弦ギターを弾く。自分の作った曲を主に弾くが、歌は恥ずかしくてなかなかきちんと声を出して歌えない。性格的な宿命だろうか。山の中で歌ってもびくびくしてしまうので、これ以上なおらないかもしれない。

14時ごろ自宅で昼食をとる。その後ロードレーサーに久しぶりにまたがった。河原を軽く走る。結局日没ごろ帰宅した。

日課となっている作曲に取り組む。変わらずノルマ2曲。今日は2曲ともフィンガーピッキングで作った。1曲は「禁煙の歌」という。

シャンプーや洗剤の残りが少なくなったので買い出しへ。ドラッグストアはいつもより人が少ない気がした。

冷食のチキンライスに湯せんのハンバーグをのせて食べる。最近冷食を食べる機会が増えた。昔と違って十分うまいので、便利だなぁと思っている。単に堕落しただけかもしれないが。

昨日『資本論』が9巻すべて揃った。最近の読書リストを載せよう。

  • 『資本論』、マルクス
  • 『あれか、これか』、キルケゴール
  • Gravity’s Rainbow, Thomas Pynchon
  • Kritik der reinen Vernunft, Immanuel Kant
  • 『ランボオ詩集』、中原中也(訳)

そのほかにも読み途中のものがあり(ドイツ語の聖書と『エデンの東』)、リストが終わる気配はない。お勧めはというと、キルケゴールだ。彼の結婚への並々ならぬ関心と情熱はどこから来るのか不思議である。倫理とかで紹介されるまじめなイメージがひっくり返るので一度読んでみるのもいいかと思う。

夜な夜な酒でも飲みたい気分だ。

年末日記#1

佐野に向かう電車に乗っている。本屋まで取り寄せた本を取りに行くところだ。

朝は用事がないせいか10時まで寝ていた。簡単に朝ごはんを済ませたあと、なぜか化粧などしてみたが、ヒゲがうまく隠せず、不自然だったので落としてしまった。ヒゲを隠そうという企み自体が間違っているのかもしれない。明日はコンシーラーを省いてみよう。

河原でギターを弾こうかと思っていたが、風があったので、部屋で12弦ギターの弦を張り替えた。この間6弦(いちばん細い弦)が切れてそのままになっていた。12本も変えるのは実に大変で、昼過ぎに始めて終わったのは3時になるころだった。

ギターをOvationに持ち替え、作曲作業に入る。この休み中は1日2曲のノルマを自分に課す。5時ごろ作曲は終わった。練習を続けて6時前に片づける。

洗濯機から洗濯物をひっぱり出してハンガーにかけ、あわただしく家を出て今ココである。最近の自分がなにをしているのか、自分でもよくわからない。

ひとりだというのに

白いポロシャツ着て
うす水色のジーパン履いて
勉強机で
ウイスキーのんでる

ウイスキーのみながら
古いフォークソングきいてる
ぼくは現実に背を向けているのだろうか
現実というものが
ただただ恐ろしく
meaninglessなのだとしたら
背を向けて当然だろうか
ぼくはぼくが何を求めているのかすら
わからない

人生がmeaninglessなら
これ以上生きていてもmeaninglessに変わりはない
ある種のゴール・インだ
つまらない悟りだ

物心ついたとき
人は悟る
生きるとはこういうものだと
なにも悟るためだけに
老人になる必要はない

ぼくは今酒をのんでいるので
死を強く願っているわけではない
ちゃんと生きているのだろうかぼくは
10才のぼくが今のぼくを見たら
どのように思うのだろうか

きっと10才のぼくは27才のぼくを見て
十分に長生きだとひとまず拍手を
してくれるだろう
そして今のぼくの諸々の欠点を
あと27年生きて埋めろと言うだろう

生きるとはそれだけで意味のあることだと
ふつうは人は言ってくれないものだ
人にその言葉を求めてはいけないのだろう
人は安っぽい意味に振り回され続けているのだ

ぼくは自分の大切な人たちに言おう
巷の意見は無視しよう
生きることはそれだけで意味のあることだ

ああ嫌だおれはもう死にたい

頭の中は
とっても自由だから
おれはもう死にたいと思いながら
生きてしまっている

手で挽いたコーヒー
今日唯一私の手の入ったもの

埋もれていく詩
酒のほそい瓶

私が死ぬべき
明確な理由などない
ああ嫌だ
おれはもう死にたい

二十七にもなって
学のひとつも成りはしない
ああ嫌だ
おれはもう死にたい

ひとりの女とも付き合ったことがない
ああ嫌だ
おれはもう死にたい

自由とは与えられた自由のことか
そこに私の手は入っているのか
ああ嫌だ
おれはもう死にたい

散らかった勉強机で
食事らしくもない食事をとる
酒を呑む
おれはもう死にたい

毎日ギターを弾いてる
うまくはならない
おまえをだますほどには
うまくならない
おれはもう死にたい

存在しているだけでも
エネルギーが要る
ああ嫌だ
おれは泣きわめきたい
生きるなんて最低だと
泣きわめきたい

何がそんなにもよくないのと
まじめな顔できいてくれるな
何がそんなにもグッドなのだ
考えなければならないような
グッドとは何だ

おれが死んでも何も起きない
死ぬのがもし悔しいのだとしたら
それは何も起きないからだ

生きていて何になる
ビッグになれない
目立たぬ仕事に従事し
狭い世界で一生を終える
生きていて何になる

何も追いかける気にならない
追いかけるだけ
無駄だと思う

何が私の義務なのか
私が私の義務だと認めるもの?
私は私についての最終判断を
下せない
私はついに私になれない

ああ嫌だ
おれはもう死にたい