あなたにあえないときの
さみしさを
帳消しにするために
あなたにあいにいくのか
あなたにあえないときの
さみしさを
かりいれるために
あなたにあいにいくのか
ぼくには
とうとう
わからなくなった
寄り道
どんなにつまらない詩でも
あなたのもとにとどくのなら
そのとき
わたしのかいたかなしい文字たちも
はじめて
世界に接続されるような気がして
ただもう
なみだがでてくるのです
片恋 phase 25
白い空をみても
あなたのことを考え
青い空をみても
あなたのことを考え
黒い空をみても
あなたのことを考える
末期症状というほかないが
わたしにはもう
治す気も治る気もないのだ
木曜の朝
あたりまえだけど
あなたにあうことの
できない
このさびしさ
片恋 phase 24
あなたのことを
おもいうかべるとき
そのあなたは
すでに本当のあなたでも
そのままのあなたでもない
そのこと自体すでにつらい
あなたのことをおもえば
おもうほどに
わたしはあなたから
はなれていってしまう
片恋 phase 23
かみさま
わたしの仕事が
忙しいのは
知っております
しかしながら
わたしから
休日ばかりは
うばわないで
いただきたい
わたしは
どうしても
だいじなひとに
あいたいのです
そのためだけに
仕事の日々を
戦いぬこうと
そのように
思っているのです
片恋 phase 22
つらいとき
好きなひとに
ああ、つらい
しにそうだ
というのもよいのだけれど
むしろあえて
だまって
くるしんでいるほうが
おとこらしいのではないかと
おもうだけおもってみたのだ